黒歴史シリーズ。
先週の金曜日、またも人間関係でとってもやらかしたので吐き出す。
早い話が、家に帰りたがっている職場の先輩に「話がある」と言い職場から天神まで連行して寒空の下1時間ほど連れ回した挙句、
お腹は空いてないという先輩の意思表示を完全に無視して某ラーメンチェーンに連れ込み、
その後追加で2時間ほどあちこちにひきずり回して、
結局何の話もせずに終わり、その先輩を終電で帰したという…
久しぶりに、もう終わったなと思った。
かつて職場で開催された研修会の参加者に検温するときの私の姿勢の取り方(別名:発砲姿勢)を死ぬほど笑われた時はああもう明日にでも異動したいと思ったが、
今回はそれを優に超えてくる感じ。
事の始まりは、職場の先輩(上記の人とは別)でアレな人がいて、その人について愚痴りたいから執務室を出ようと先輩に言われた事だが、
その人と語る機会を持ちたいと常日頃から願っていた私は、思いもよらぬ展開に言葉にならないほど舞い上がり、
話の内容よりも、どこに一緒に行ってその横顔を眺めようということしか考えていなかった。
そういう感じで私達は建物を出た。
で、愚痴はめちゃくちゃ盛り上がったわけだが、
恐らくその先輩的には、執務室の外であればどこでもよかったらしく、
要はどこに行こうという話をすることもなく、あてもなく歩きながらとにかくとにかく喋り続け、結局どこの店にたどり着くこともなく、凍えるような外気に晒されながら2時間ほど2人で夜の博多を徘徊し(博多というか、もう、職場の半径1km以内をぐるぐる)、
気づいたら夜の7時半過ぎになっていて、一通り喋り終わってある程度満足した先輩は「もう帰りましょうかね」と。
え?!いやいやいやいや
この機逃したら、もうこの先一生ない!と直感した私は思い切って、
あの…天神まで来ませんか?
と言ってみた。
すると「?? 天神に何かあるんですか?」と言われたので、私はなぜか「いや…何もないです」と返答(?)。先輩が完全に「???」となっていたので、私は慌てて、
ちょっと話したいことが。。◯◯さんならわかってくれる気がして。。
と口走り、先輩(=無茶苦茶優しい人)を無理くり天神に連行することに成功。
話したいことがあるのは本当で、それこそ100個は話題があるわけだが、
いざ本人を目の前にするとそれらが全て頭から消え、
「えっやばいどうしよう何話そう」状態。
天神に着いてもそれは変わらず、話がしたいと言って互いの帰宅時間を延長させたのは自分なのに、何の話もせずに逆に先輩に間を持たせてもらっている状態。
ようやく捻り出した言葉が「お腹空きましたね?!」だったが、先輩は「いや…あまり空いてない」と。
でも正直言って私はここまで読んでわかるとおりもう正気を保っていなかったので、
どこか食べましょう!どこがいいですか??と一方的に先輩に質問を続けると、
先輩は、どこでもいいです と。
腹が減っていない人間に「どこで食べたいですか?」という質問ができる私あたおか過ぎて凄いよねって言うしかない、もう。笑。
そして一蘭に連行。そう、この、一蘭っていうのがもう…数あるラーメン屋の中でも食べる専用の店なわけだが(食べたらすぐ出てかないといけない)。
どっかのカフェに入って話したら、2時間くらいで向こうが飽きて、「もう帰りましょうかね」がまた来てしまう気がして、半ば本能的に一蘭を選択し、一蘭の後でまたどこか別の場所に行くことで、一緒にいる時間をのばそうとしていたのかもしれない。。
向こうが飽きないような喋りをする努力をしろよという話だが。。
私が話をしないので先輩が喋っていたものの、話題も尽きて、ラーメンが出てきて、2人ともただ無言でラーメンをすすり、
終わってもしばらく無言で、ふと隣を見たら、先輩は文字通り頭を抱え込んでおり。。
店を出た後、「昨晩は寝ていない(=睡眠時間0時間)」と聞かされた。
まあこの時点で、先輩と私の関係は終了が確定したわけだが、
ここで話が終わったら黒歴史というよりグレー歴史。
これくらいなら私は日常レベルでやらかしている。
要は、その後だ。
痺れを切らした先輩(=帰りたいとは意地でも言わない無茶苦茶優しい人)は、なんか何の話もしてないですね、と。
ラーメン屋は間違えました。行きましょうどこか(泣)、と私(無論正気を失っている)。
喫茶店とかだったら開いてるんじゃないですか?と先輩が言ったので、血眼で開いている店を探した。
その時はもう9時近くで、あらゆる店が閉まっており、
本当にどこも開いてなく、
あっちの方に多分今の時間でも開いてる店がありました!でたらめな方向を指差し、
方向音痴同士だけど大丈夫ですかね?と心配されながら、
2時間ほど天神界隈(死ぬほど人混み)を徘徊。
もう私の頭の中は、真っ白。ダメだ、どこかに辿り着かないと先輩と私の関係は最悪の結末を迎えてしまう、と考えるとどこに行くべきかまともな判断ができず。
最終的に着いたのは新天町のマクドナルド。
すみませんこんなところしか開いていなくて。。と謝る私。眠いですよね本当に申し訳ありません。と言うと先輩はこちらを見ず、
「いやもうハイというか眠いを通り越しているので大丈夫です。」と怖いくらい力強い一言。
私、怖すぎて。頭真っ白から頭真っ黒になって。真っ白だったら真っ白のキャンバスというかまだこれから新しく何かを考える余地があるけど、もうそんな余裕は少しもないというか、一言で言うと終末というか。
先輩はカフェラテを私はオレンジジュースを頼み(謎に小学生)、
2階へ上がり空いてる席に隣同士なだれ込むように座り、
それからはもう記憶がろくにない。
先輩はもう魂抜けたみたいな感じで窓の外を眺め、私は俯いて心の中で「消えたい」の大合唱。
席についても先輩がしばらく何も言わなかったのは、私が話を始めるのを待っていたからだろう。。
でも、私は話を始められなかった。
先輩はまた、間を持たせるために話を始めてくれた。
記憶はあまりないんだけど、たしかひろゆきとかはるかぜちゃんの話をした。ひろゆきがメディアに出まくっていてムカつくとか、はるかぜちゃんが物申す系をやめて平穏な日々を取り戻しているのが嬉しいとか。
たくさん話をしたかったはずの人が隣にいて、何の話でもできる状況なのに、私は愚かだからもう「消えたい」としか思っていなくて、もうこの先過ごせないだろう貴重な時間を、ただただ湯水のように消費していった感じ。
先輩の顔を見ることもできず、窓の外を見るでもなく、ひたすら手元のストローの袋を粉々にちぎり続けるだけだったが、先輩は私の方をしっかり見てくれて、
むしろ横顔を眺められているのは私という状況に。
3回は時計を見てたから、死ぬほど帰りたかったんだろうなと思う。
12時近くになって、もう時間ですよねと先輩。先輩の電車の時間を調べ、駅まで送った。
なんかもう、電車賃出したいです…と力無く言うも、いやいや…、と力無く拒否された。
体調大丈夫ですか?とか、あまり話してなかったけど大丈夫ですか?とか色々心配されながら(神だよね)、
改札の前でさよならした。私はもはや、すみませんでした以外何も言ってなかった。
ただただ、すみません。
またいつか話しましょうと言ってくれたのは社交辞令に違いない。優しい嘘をつくのが得意でいらっしゃるから。
こういう感じで先輩と私の関係は綺麗に終結したというわけで。
終結してんだけど、この方、同じ係の先輩だから、
明日も顔を合わせなきゃならない。
最低でもあと3ヶ月はそういう日々が続く。
心の底に黒歴史を抱えたまま、私はどんな顔でこれからこの人と仕事をしていかなければならないのか。
もう目を合わせられる自信もない(元々合わせられないけど)。
先輩は大人だし人間関係を割り切る人だから何事もなかったかのように接してくれるだろうが、
社会に出て1年半の私には、ちょっとハードモードすぎる。
さようなら。先輩。。。
でも、私みたいなのとこれ以上絡まなくてよくなるなら、先輩にとってはこれでよかったかもですね。。
結局私は先輩と別れた後しばらく放心状態で、自分の終電を逃し、近くの某カラオケチェーンで一夜を過ごした。
歌は失恋ソングばかり、なぜかいつもより捗った。