浮世概略

この世はとかく住みにくい〜っ

リスクオブレイン2という魔物

私のゲームの下手さについては先日話したが、実はあれから毎日3Dゲームを「最低」1時間練習している。

しかし、少しも状況は改善していない。

リスクオブレイン2というゲームなのだが、ローグライクと言ってプレイヤーが死ぬとそこでゲームが終わりというタイプの恐ろしいゲームである。「残機」はない訳だ。

で、めちゃくちゃこのゲームをやった。「めちゃくちゃ」である。しかし未だ一度も自力でクリアできていない。現状、ルナコインと呼ばれる、最強アイテムを買うのに必要なコインを大量に持っている人に手伝ってもらってやっとクリアという感じだ。

最後のステージまでは難なく辿り着けるのだが、最後のステージが難しすぎる。このゲームではアイテムを回収するためにまた最初のステージに戻りもう一周全ステージまわってから最後のボスに挑戦することが可能なので、ほぼ毎回、そうせざるを得ない。

ただ今日は一周目で、アイテム運に非常に恵まれ、ゴミアイテムを1つくらいしか拾わず、30分で最後のステージである月にたどり着くことができた。これだけ良いアイテムが揃ってればいけるだろうと踏んだのである。

ただ、そこで問題が発生した。私の3Dゲームの下手くそさが、ここに来て改めて顕在化することになったのである。要は、最後のステージには細いチェーンの様な物が橋の役割を果たし、その上を通らなければならない箇所が複数あるのだが、私はそのチェーンの輪っかの穴から落ちたのである。

このゲームでは落ちるだけでは死なない。体力が減るだけだ。ただし何回も落ち続ければ死にそうなくらいに体力が減る。

私は、7回連続で落下した。それも全く同一の輪っかの穴からである。落ちて、復活して、元の場所に戻り、また落ちて、復活して… これを文字通り7回繰り返し、私の体力は「2」になった。そして後ろから雑魚に撃たれ、当然死亡した。

このゲーム、「私には3Dゲームの適性なし」というわかりきった現実を突きつけるだけでなく、軽く精神的に私を追い込むという効果までもたらす。ゲームといえば本来暇つぶしやストレス解消や鬱憤を晴らすためにやるためのもののはずなのに、暇もないのにこの頭のおかしいゲームに明け暮れ(おかしいのは自分であるが)、できもしないのにゲームクリアを期待し、挙句、プレイヤーが死に、得た全てを失う。

このローグライクというゲーム、最もムカつくタイプのゲームかもしれない。それは「マリオ」におけるムカつきの比ではない。ボスを倒せなくても途中までセーブしてくれてたからまたすぐ挑戦できるぞなんてそんな甘い世界ではないのだ。最後のボスを倒せなければ、そこに辿り着くまでに費やした1時間なり2時間なりがそっくりそのまま水の泡。ゲームは、慰めの言葉など当然かけてくれない(それよりもむしろ煽るようなテキストが流れ、「これ以上傷つけて何が楽しいんだ」と叫びたくなる)。

こんな生活を2週間程度続け、私の心は見事にズタボロである。一日の終わりに、気晴らしにゲームやるか!と言って、一生懸命、1~3時間ものめり込んで、ある程度の「クリアできるかも」という期待を持ってプレイして、結果クリアもできずに必ず「死ぬ」、しかも時間が完全に無駄になりなにも後に残らない、ということを毎日続けていたら、いつの間にか、自分や世界が全て嫌になっていた。

しかもアイテム研究のためwikiのコメントなどを見ていると、下手な人を煽るような文面ばかりでさらに気分が落ち込んだ。

当然、最も簡単なレベルであるDrizzleで私はプレイしており、その上で、何度頑張ってもクリアできないと嘆いている訳だから、「かわいそう笑」とあなたが思うとしたら、それは当然の反応である。まさに「哀れ」でしかなく、この事をゲーマー友達に告げても、「練習がんば」と至極テキトーなことしか言われない。そもそも普段、下手な私とプレイする事などほぼないし、仲良くしなくても自分のゲーム人生に影響は無いということだろう。

という訳で、ローグライクゲームは私には難しすぎて、日常生活に支障が出始めたので、別の、ローグライクでない3Dゲームをプレイすることに決めた。具体的に何をやるかは明日明後日にでも決めよう。嗚呼、